2020 Jun. 2nd

anan創刊20周年!

anan創刊20周年!

いつの時代も女は恋をする

1990年3月『anan』は創刊20周年を迎え、「20周年記念3号連続 男と女のラブストーリー」という連続企画をし、「嫉妬」「別離(わかれ)」「恋愛」という順で、1号ずつ特集を組みました。
なぜ、20周年記念の特集が「ラブストーリー」なのでしょうか? 1990年といえば、ちょうどトレンディドラマがブームになり始めた頃と重なります。女性たちはドラマを観て様々な恋愛模様に憧れたり、なかなかスムーズにいかない恋愛に共感していました。しかし、ドラマはあくまで創作。読者は自分もハッピーエンドを迎えたい、今の彼氏でいいのか、恋愛がしたい…etc.とそれぞれが悩みを抱え、自分自身に合ったケーススタディーを求めていたのです。このような背景もあり、20周年記念号では、3号連続で男女の恋愛について深く掘り下げて特集しました。「私の他に、だれかいるの?」「さよならは、私から言う。」「今度の恋は、私が見つけた。」と、恋愛の主導権は女性がもっているところが『anan』らしい切り口でした。

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3号連続恋愛特集の目玉企画の一つが、各テーマにそった岡崎京子さんの漫画連載でした。今回ピックアップしたのは、第1回目の「嫉妬」について。彼への連絡手段が固定電話というところに時代を感じますが、「恋ってなんでこんなにわたしを苦しめるの?」というのは、30年という月日を経た今でも変わらず、恋する女性たちがもつ感情ではないでしょうか? ちなみに気になる漫画の続きはというと、第2回目で主人公は彼にプロポーズをされますが、浮気の決定的な証拠を見つけてしまい「別離(わかれ)」を告げます。そして最終話で、主人公は心機一転引っ越しを決断し、そこでのひょんな出会いに新たな「恋愛」の予感を感じたところで物語は終わります。この20周年記念号を機に、1990年代は『anan』で一気に恋愛特集が増えていくのです。

Contents

5
岡崎京子の4コマ好奇心
6
読者のみなさまありがとう。アンアンは20周年です。
10
20周年記念3号連続女と男のラブストーリーPART(1)嫉妬(ジェラシー) 私の他に、誰かいるの?
16
3週連続女と男のエッセイ●森瑤子 ジェラシーを恋のエネルギーにかえて。
18
私だって、嫉妬した事があります。
20
三角関係に負けた、私の体験告白。
22
私はこうして、三角関係をのりきった。
24
貴重なアドバイス付き。嫉妬の気持ちを、どう克服しようか。
26
女の嫉妬について、男から言いたいこと。座談会●石田純一●島田雅彦●サエキけんぞう
30
彼の浮気を見抜く、36の鋭い行動チェック
33
anan ANTENNAバラプリントが彩やかな伊製バッグ、大きさの違う水玉の今年風コーディネート、シェーカースタイルの雑貨屋「西洋館」「シビー」吉祥寺店開店、などの新情報!
46
読者からの手紙が殺到! いま話題騒然のセカンド問題を徹底追求。
56
次号予告
85
20周年記念3号連続連載漫画●岡崎京子 PART(1)ジェラシーのスイッチ 東京・ラヴァーズ —この恋に関する3つの断章
88
男の勝手な告白かわいい嫉妬、ブスな嫉妬。
90
男の嫉妬(ジェラシー)は、賢く利用する。
92
映画、小説をお手本に、いっそ三角関係に身をまかす。
94
チャートでわかる、あなたの嫉妬(ジェラシー)度。
97
特別とじ込み 読者のみなさまありがとう。20周年記念、お楽しみプレゼント 乗用車・海外旅行・電化製品などの豪華景品をはじめ、アンアン特製「愛のメダル」プレゼントもあります。
115
これからの化粧 新しい香り続々デビュー。どれから試してみようか。
117
私のからだ 爪は健康のバロメーター。内から外からいたわって。
119
とっておきの店「東京海鮮市場」(海鮮料理)、「ラ・クロワゼット」(南仏料理)
153
CINEMA
154
ART
155
STAGE
156
BOOK
157
MUSIC
158
LETTER
164
インフォメーション
202
anan ASTROLOGY
204
景山民夫のDOLPHIN‐EYES(46)

1990年3月2日発売(3月9日号) No.715