自分のカラダを好きになる

自分の胸、好きですか？

ちょっとドキっとするこの質問、あなたはいかがでしょうか？　「もう少し大きかったらなぁ」「高さが…」「大きすぎる」「形が…」なんて声が聞こえてきそうです。この、女性の胸にフィーチャーした特集が美乳特集。『anan』では2009年に初めて「美乳」というワードが登場し、2014年からは年に1回組まれる人気特集となっています。女性にとって胸は服を着こなすポイントになったり、毎日の入浴タイムでも向き合う身体の一部。こうだったらいいのに、というコンプレックスを感じやすいボディパーツといえるのではないでしょうか。『anan』が提案する「美乳」は、女性がなりたい胸がどういう胸なのか、それに近づけるためにはどうしたらいいかを提案していて、多くの読者から共感を得ています。また、表紙とグラビアページは毎回大反響。ちょっとエロティックだけど、いやらしさがなくて美しい。女性が憧れる理想のバストが表現されています。

ピックアップしたのは表紙で美しいバストを肘ブラしてくださった田中みな実さんのグラビアページ。田中みな実さんといえば、飾らないストイックさに多くの女性が憧れています。そんな田中さんも元々、胸が大きいことにコンプレックスを感じていて、年齢とともに胸にハリがなくなり形にも自信がなくなりかけていたそう。トレーニングに通い始め、身体の変化を感じ始めた頃に、たまたま編集部が田中さんに撮影を依頼したという、運命的としかいえないタイミングが重なったのです。田中さんのインタビューには、「今のカラダがいちばん好き」「カラダをごまかしたり隠したりするのはもうやめよう」等前向きな気持ちにさせてくれる言葉がたくさん飛び出します。遺伝が…年齢が…体質が…と諦めるのではなく、自分なりの美乳を見つけだすことが大切と気づいた読者も多いのではないでしょうか。田中みな実さんもこの撮影をきっかけに、セミオーダーのブラをオーダーするようになったり、自分のカラダをより好きになったそうです。
『anan』は読者にとって有益な情報を伝えるだけではなく、読み終わった後にどこかハッピーで前向きな気持ちになれる、そんな雑誌を作り続けたいと思っています。